- FXで勝てない理由や原因は?
- FXで勝てない仕組みってあるの?
- FXで勝てない人の特徴は?
このような疑問が解決できる記事となっています。FXで勝てない人の特徴、勝てない仕組み、勝てない理由や原因について、初心者にも分かりやすく解説していきます。
なぜ9割の人がFXで勝てないの?仕組みをわかりやすく解説
9割は負けると言われているFX相場でなぜ勝てる人がいて、勝てない人がいるのか。
そもそも勝てない理由は、FXというか人間がそういう仕組みだからというのもあります。なぜFXで勝てないのかを解説していきます。
人はプロスペクト理論通りに行動する
プロスペクト理論という行動心理学があり、人は投資をするとプロスペクト理論通りに行動してしまいます。
プロスペクト理論とは「利益は早く確保したく、損失は避けてしまう」という人の本能みたいなものです。
プロスペクト理論の詳細は、「プロスペクト理論とFXの関係性と克復方法」をどうぞ
そもそも人はプロスペクト理論通りに行動してしまう生き物なので、何も考えずに投資をすれば負ける様にできています。
FXも同じで、プロスペクト理論通りに行動してしまい、不合理で勝てない行動を自然としてしまう人がほとんどです。
損切ができない
プロスペクト理論の通り、人は損することを自然と避けてしまいます。
つまりFXで勝つために絶対に必要である損切から逃げてしまう習性があります。
FXで値動きを完全に読むことは不可能なので、思った方向と違う場合は損切をしなければなりません。損切をしないと含み損が膨らんでいって、資金がなくなります。
プロスペクト理論以外にもコンコルド効果という心理も働き、さらに損切ができないようにできています。
コンコルド効果の詳細は「コンコルド効果とFX相場の関係性と克復方法」をどうぞ。
逆にFXで勝っている人は負けるのが上手い人が多いです。損切が上手くできる様になれば、FXでの成功に近づけます。
利確が早い
プロスペクト理論は確実な利益を得たいという行動もあります。FXでいうと、利確を早くしてしまうという行動になります。
利確を早くしてしまうと何がダメなのか。それはリスクリワードです。
FXで高い勝率を維持するのは難しいので、その分リスクリワードを良くしないとトータルで勝つことは難しいです。
なので早く利確し、損切を遅くしてしまうと、損小利大が目標なのに、損大利小のトレードばかりになってしまいます。
それだと勝てないですよね。なのでプロスペクト理論通りの行動をするとFXでは勝てないようにできています。
自分は合理的な行動をしていると思っている人は多いと思いますが、トレードすればわかりますが、人は不合理な行動ばかりしています。
相場は無秩序
相場ではどうやってトレードして利益を上げても良いですし、自由度がかなり高いです。
つまりルールが一切ありません。一般社会では何かとルールがあります。人は学校、会社、国の法律などルールに縛られて生きていますよね。
FX相場にはそういったルールや的なものが全くないので、自由に取引ができるようになっています。
自由に取引すればプロスペクト理論通りの行動をしてしまうので、負ける様にできています。なので自分のトレードルールを作ることが必要になります。
トレードルールが守れない
ルールがないので、自分のオリジナルのトレードルールを作ります。
1回の損失額は2%で、こうなってこうなったらエントリーし、ここで利確して、ここで損切して、ここでナンピンして、みたいな感じです。
トレードルールを作っても守れない人がほとんどです。
学校や会社や法律のルールを破ったり、違反すると、罰が与えられたり怒られます。
相場ではルールを守らなくても誰にも怒られません。でも資金は減っていきます。怒られる方がマシですよね。
でも人はなぜか相場でのルールが守れません。何もないところで自分でルールを作って、そのルールを守るというのがいかに難しいかが分かります。
それほど人間は自分のことをコントロールできない生き物なんだと思います。
ポジポジ病(エントリーが雑)
ルールを守れないと損切を避けたり、利確を早くしたりしてしまいますが、余計なポジションを保有してしまうこともあります。
これをポジポジ病と呼ばれています。
本来エントリーするべきところまで待てずに、値ごろ感でトレードしてしまいます。
少し動けばチャンスに見えてしまって、ポジポジしてエントリーし、微利益、大きな損失を繰り返します。勝てる訳ないですよね。
9割の人がFXで勝てない原因や理由
相場を全て読むことは不可能だと認識していない
相場は生き物とか言われたりしますよね。ランダムウォーク理論というのもあります。
生き物の動きにパターンがあるとしても、それは絶対ではありませんし、全てを読むことができませんよね。
相場は人の意思で動いているので、同じように動きを完全に読むことは不可能です。それなのに全ての動きを読もうとする人がいます。
値動きを読み間違えたら、分析が足りなかったからだとか、分析力がないとか、間違った方向に考えてしまいます。
そもそも相場の全てを読める訳がないのに、様々なインジケーターやテクニカル分析を駆使して分析します。
相場では何事も起こり得ますし、どんなプロでも全てを当てることはできないことに気づきましょう。
それがわからないFXで勝てない人は含み損を塩漬けにして、損切しないトレードスタイルになるでしょう。
相場は読めないということに気がつければ、あとは優位性のある位置でエントリーし、予測と違えば損切し、当たれば伸ばすという行動がとれるはずです。
完璧を求めている(聖杯探し)
FXのトレードに完璧を求めていると勝てなくなります。
上記で記載した通り、相場を全て読むことは不可能なので、予測が外れることも多々あります。
それなのに完璧なトレードを求めて、絶対に勝てる手法やツール、インジケーターを探してしまいます。そんな万能なものはないことに気づけずに。
だから相場が上に動くか、下に動くかばかりに気を取られて、本当の目的である口座残高を増やすことができなくなってしまいます。
しかもトレードはメンタルの状態も関係しているので、より完璧を目指すなんて不可能と言えます。
それに気づくことができれば、相場でどのように立ち回れば良いかがわかってきます。
インジケーターだけをシグナルにしている
インジケーターは1つのテクニカル指標です。インジケーターのシグナルは不完全で、全ての相場に対応できるツールではありません。
当たる時もれば当たらない時もあります。
本来は目安や方向感、トレンドの強弱や勢いなどを認識するための指標なのに、間違った使い方をしてインジケーターで全てを当てようとしてしまいます。
インジケーターのシグナルは遅い
インジケーターは万能ではないですし、シグナルがでるのは圧倒的に遅いです。シグナルが出たころには相場はすでに動いていて、その時点で乗り遅れています。
インジケーターのサインが遅い理由は過去の平均値で算出されているからです。
多くのトレーダーや初心者はインジケーターのシグナルだけに頼ってトレードしています。
それで勝てている人なら良いのですが、あまり多くはないでしょう。
インジケーターが必要ないという訳ではなく、インジケーターのシグナルだけを見ていると勝てないですよということです。
インジケーターで勝てる時、負ける時があるなら、勝ちやすい時、負けやすい時で上手く使っていくと、インジケーターの優位性を活かしてトレードができるのではないでしょうか。
自分のトレード手法を確立していない
FXで勝っている人は自分のトレード手法を確立しています。勝つ時も負ける時も大体同じ感じです。
FXで勝てない人は手法があったとしても、別のやり方でトレードしてしまったり、色々な手法に手を出してしまったりします。
同じ手法を繰り返し使い、そのトレード手法の勝ちパターンと負けパターンを深く落とし込んでいるので、どこでエントリーして決済すれば良いかがわかりますし、どんな時は素早く損切りすべきかがわかっています。
まずは1つの手法を繰り返し使って、反省と改善を続けていくしかFXで勝てる方法はないでしょう。
資金管理がテキトー
FXでは資金管理、手法、メンタルが最重要と言われています。資金管理はそのうちの1つです。
資金管理がテキトーだと絶対に資金を飛ばしてしまうので、FXで勝つことは難しいでしょう。
なぜ資金管理が雑だとFXで勝てないのか、それは人がそういう風にできているからです。
口座資金の多くを失うと、それを取り返そうとか思ったり、無茶なトレードをしがちになります。
そんな風に感情的になると9割以上の場合すべての資金を失う人がほとんどというデータがあるそうです。
つまり1回のトレードで大きい資金を失う=すべての資金を失う可能性が高いということです。
ではどうすれば良いか。資金管理ですね。
1回のトレードの許容損失額を決めて、それ以上の損失を出さないようにします。そうするだけで大きく負けることはないので、生き残ることができます。
ロットとレバレッジのコントロールですね。
勝とうとするばかりで、上手く負けようとしていない
トレードで利益を出そうとするばかりで、損切しようと思っていない人が多いです。
リターンを得たいならリスクを覚悟しなければいけませんよね。リスクを覚悟できないからリターンも小さいのではないでしょうか。
リスクを許容できないのにリターンを求めるなんて都合の良い話です。「お金は失いたくないけど、お金は欲しい」そんなことができたら良いですよね。
トレードするする時点でリスクがあるということを認識し、これくらいのお金は失うかもしれないという覚悟を持ってトレードに臨むことをおすすめします。
リスクを避けようとすると、損切できなくなってしまいます。リスクを受け入れましょう。
それがわかっていてもできない気持ちもわかりますが。
メンタルコントロール
FXで最も重要なことはメンタル管理です。
メンタル管理と言っても色々ありまして、資金管理やリスク管理もメンタル管理のうちの1つです。
メンタルについては、人によって様々なので一概には言えませんが、メンタルが崩壊すると多くの人は大きな損失を出して、口座を飛ばします。
精神的におかしくならないようにするための、トレードするのがメンタル管理です。
FXのトレード記録(ノート)をつけていない
自分のトレードのパターンを知るにはトレード記録をつけるのが一番手っ取り早いと思います。
自分のトレードの癖を知ることで、優位性の高いトレードをすることができます。
- 日時
- 保有時間
- 通貨ペア
- ポジション数
- ロット数
- エントリー根拠
- 利確、損切した時の精神状態
- 反省、改善点
- チャートの画像(スクショなど)、録画
続けていれば手法の精度も高くなっていきますし、自分の中での勝ちパターンと負けパターンがわかるようになってきます。
FXで絶対に勝てない人の特徴
どんなタイプの人がFXで勝てないかを紹介します。
すぐに他のトレード方法に手を出してしまう人
1つの手法を使っていても、少し負けが続くと手法を変えたり、使っているインジケーターやツール、パラメーターの数値を変える人がいます。
それしてしまうと、自分のトレードのパターンが落とし込まれないので、勝てる様になりません。
1つの手法を使い続け、その手法の優位性を理解し、負けやすい相場、勝ちやすい相場を認識することができれば、勝ちトレーダーに近づくことができると思います。
他の手法が魅力的に見えることもありますが、自分のトレードを分析することに注力しましょう。
上手い話に飛びつく人
- 勝率100%のインジケーターやツール
- 初心者でもすぐに簡単に勝てるようになります
- オンラインサロンに入会すれば誰でも勝てます
などの謳い文句に乗っかってしまい、情報商材購入やオンラインサロンの入会、セミナーに参加などしたはいいものの全く勝てるようにならない人がほとんどです。
そもそもこのような謳い文句を怪しいとは思わないのでしょうか。
そんな上手い話があれば、ほとんどの人間がFXで勝てる様になって、お金持ちになれるでしょうし、誰も苦労しません。
でもなぜか信じてしまい、そのような無駄なものに時間とお金を浪費する人がいます。まずは世の中にはそんな上手い話がないことを理解しましょう。
ミラートレードする人
YouTubeでFXのライブ配信、オンラインサロンなどでトレーダーが配信しているのをミラートレードしているような人はFXで勝てないでしょう。
他力本願というか、自分の力でどうしようと気持ちがないので、そのトレーダーがいなくなったり、トレードで勝てなくなると、ミラートレードしている人も勝てなくなります。
すぐにあきらめてしまう人
FXは続けることが難しいです。
勝てる様になるまで相当な精神的負担を感じますし、金銭的に続けられなくなることもあります。
だからすぐにあきらめてしまうような人は勝てないでしょうね。辛抱強く、反省と改善を繰り返せる人だけが勝てる様になります。
トレード手法を次から次へと変える
いわゆる聖杯探しですね。
ちょっと上手くいけばこれは聖杯だと喜び、通用しなくなると次の手法にチェンジ。これでは同じことの繰り返しです。
ではどうすれば良いのか、同じ手法をずっと使って、検証→改善を繰り返してみて下さい。
まとめ
- FXはテキトーやって勝てるものではない
- 戦略がないと自然に負ける様にできている
- 他力本願では勝てない
皆さんが上手く資金を増やせていけることを願っています。
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