ランダムウォーク理論と効率的市場仮説とは?チャートを読むのは不可能?

  • ランダムウォーク理論ってどんな相場理論?
  • 効率的市場仮説とは?
  • 相場がランダムなのに勝つことはできるの?

このような疑問が解決できる記事となっています。FX相場におけるランダムウォーク理論と効率的市場仮説を初心者にも分かりやすく解説します。

 

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【FX】ランダムウォーク理論とは?分かりやすく解説

ランダムウォーク理論とはどのような相場理論なのか分かりやすく解説していきます。

 

ランダムウォーク理論の意味

ランダムウォーク理論とは「相場は法則性がなくランダムで動くので、価格を予測することは困難で」という意味の理論です。

テクニカル分析やファンダメンタルズ分析で一生懸命分析している人がいますが、それはほとんど意味がないということを言っています。

 

長期的にも、短期的にも上がる可能性も下がる可能性も50%で、相場の動きを読むことなんて不可能ということです。

確かに、相場はテクニカル的に上がると思っても下がったり、ここは絶対に反発すると思っても抜けていったり、急騰したと思ったら急落して戻って来たり、予測するのは困難なように思えます。

 

 

サルと変わらないプロの投資成績

ランダムウォーク理論で有名なのがサルのダーツ投げです。

サルに新聞の株式欄にダーツを投げさせて、当たった銘柄を組み込んだポートフォリオと、プロが選んだポートフォリオの投資成績を比べたところ、差がなかったというものです。

サルに投資をさせてもプロと変わらない成績になるということは、やっぱり相場はランダムではないかということですね。

 

 

【FX】効率的市場仮説とは?分かりやすく解説

ランダムウォーク理論の裏付けと言われているものが効率的市場仮説です。

効率的市場仮説の意味や関係性について分かりやすく解説していきます。

 

効率的市場仮説の意味

効率的市場仮説とは、株式相場、為替相場などは全ての情報が反映された上での価格で、市場は効率的に動いていて、価格は常に正しい水準にあるというものです。

公開されている全ての情報はチャートに織り込まれているので、いつどんなタイミングでチャートに新しい情報が織り込まれるかなんて誰にもわかりません。

 

そういったことから相場は誰にも予測することができないということです。予測することは不可能なので、高い利益を出し続けることも難しいと考えられています。

効率的市場仮説には3種類に分けられています。

 

 

ウィーク型効率性

ウィーク型は、現在の価格は過去の価格情報を全て織り込んでいるので、この先の価格を予測することは難しいという考え方です。

つまりテクニカル分析ではチャートを予測することはできないということになります。

 

 

セミストロング型効率性

セミストロング型は、過去の情報だけでなく、新しい情報があったとしても価格はすぐに織り込むので、世界経済、情勢などを分析しても今後の価格を予測することが難しいという考え方です。

テクニカル分析とファンダメンタルズ分析をではチャートを予測することができないということになります。

 

 

ストロング型効率性

ストロング型は、公開情報以外の情報、インサイダーなどの内部情報、誰も知らないような情報すらも織り込んでいるという考え方です。

ということはインサイダーは存在するということになりますね。

効率的市場仮説をまとめると、テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析、あらゆる分析をしても相場を予測して利益を上げるのは難しいので、値動きを予測するために分析するのは無駄ということです。

 

 

ランダムウォーク理論と効率的市場仮説は正しいのか、間違っているのか

ランダムウォーク理論と効率的市場仮説が間違っているのでしょうか、正しいのでしょうか。

私はどちらも正しいと思います。

 

相場を見て、実際にトレードをして、過去チャートを検証してわかりましたが、相場はランダムです。

テクニカル的に絶対に反発すると思ったラインで反発しないことなんてよくあることですし、エリオット波動理論もグランビルの法則も効きません。

他テクニカル分析も効かないですし、ファンダメンタルズ分析もあまり意味はないと思っています。

 

ファンダメンタルズで世界経済がどう動こうとも、相場を動かしている人間次第で相場は動きますし、テクニカル分析にも同じことが言えます。

全ての人の気持ちが分かるのであれば、相場の動きを予測することができますが、そうでない限りはランダムである相場を予測することは難しいです。

 

ただ、相場で利益を上げ続けている人がいます。

ということは相場で利益を上げるためには、相場を予測することは必要ないということになります。

利益を上げ続けるのにトレード手法はあまり必要なく、必勝法や絶対に勝てる手法も存在しないことがわかります。

 

 

【FX】チャートを読むことは不可能なのか

相場を読むことが不可能なのか、なぜ相場はランダムに動いているのかを分かりやすく解説していきます。

 

相場がランダムなのは間違いない

多くの人が分かっていると思いますが、相場がランダムで予測を当て続けることは不可能です。

これはおそらく多くの人が経験済みでしょう。

 

テクニカル的にとかファンダメンタルズ的にとか、思っていたけど反対方向に伸びたみたいな。

当たる時もあれば当たらない時もありましたよね、つまり相場はランダムです。

 

 

なぜ相場はランダムなのか

ではなぜ相場はランダムなのでしょうか。

それは人が取引しているからです。価格は人が決めています。人が売買したものがチャートに反映されています。

 

人の思考や感情を100%予測することはできませんよね。

なので相場を100%予測することなんてできないのです。それがわかったらどうやって相場と向き合えば良いのかがわかります。

 

 

読むことができる相場がある

相場はランダムなので全てを読むことは不可能です。

ただし、読むことが可能な部分があります。そこでのみトレードをすることで利益を上げ続けることは可能です。

 

予測可能なところで売買し、予測が外れれば損切、予測が当たれば利益になるという感じです。

読むことが可能といっても、100%読むことができる訳ではないので、予測と違えばもちろん損切をしなければなりません。

これが相場で利益を上げ続ける方法です。

 

 

まとめ

  • ランダムウォーク理論は相場がランダムで予測することは難しいという理論
  • 効率的市場仮説は市場は常に効率的で正しい価格というもの
  • 相場はランダムで全てを読むことは不可能だけど、利益を上げることは可能

皆さんがランダムウォーク理論と効率的市場仮説を理解して、上手く資金を増やせていけることを願っています。

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