- プライスアクション「スラスト」とは?
- スラストの定義や使い方は?
- スラストを使ったトレード手法が知りたい
このような疑問が解決できる記事となっています。FXのプライスアクション「スラストアップ」「スラストダウン」の意味や手法などについて初心者にもわかりやすく解説します。
FX】プライスアクション「スラスト」とは?わかりやすく解説
プライスアクションの1つスラストの意味や定義についてわかりやすく解説していきます。
スラストの意味
スラスト(Thrust)とは「突き進むこと。推進力」みたいな意味があって、相場に置き換えると「トレンドの勢い」みたいな意味と思って良いと思います。
トレンドの勢いを示すプライスアクションで、トレンドが継続していることを確認することができます。
スラストの定義
- スラストアップ:当日の終値が前日の高値を上回ること
- スラストダウン:当日の終値が前日の安値を下回ること
この定義が続く限りはスラストで、勢いがあるトレンドが継続しているとみなします。
この定義は日足で考えているので、他の時間軸で考えると「当日のローソク足が1つ前のローソク足の高値を上回ること」になります。
トレンドの方向感や勢いがわかるプライスアクション「ランウェイ」
スラストとは別にトレンドの勢いや方向性、継続がわかるプライスアクションがあります。ランウェイと言います。
ランウェイの定義は、
- ランウェイアップ:陽線のローソク足の高値が過去n期間の高値よりも低く、そのローソク足の安値が未来n期間の安値よりも高い状態
- ランウェイダウン:陰線のローソク足の安値が過去n期間の安値よりも低く、そのローソク足の高値が未来n期間の高値よりも高い状態
スラストやランウェイを見るだけでトレンドの勢いや方向感を認識することができるので、レンジ相場、緩やかなレンジを区別することもでき、トレード戦略も立てやすくなりますよ。
FX】プライスアクション「スラスト」を使ったトレード手法
スラストを使ったトレード手法をいくつか紹介していきます。
強いトレンドが確認できるので、その方向にトレード
スラストは強いトレンドと認識できるプライスアクションでしたね。
なのでスラストが出現した場合はそのトレンド方向にのみトレードするようにします。スラストアップならロング、スラストダウンならショートです。
より具体的にしたものが次の手法になります。
ディナポリのシングルペネトレーション
ディナポリさんという有名なトレーダーが考案した手法の1つがシングルペネトレーションと言います。
シングルペネトレーションはスラストを使ったトレード手法で、とてもわかりやすく高い勝率となっています。
ディナポリのダブルレポ
ディナポリさんが考案した手法はシングルペネトレーションだけでなく、ダブルレポというトレード手法もあります。
ダブルレポもスラストを使う手法で、出現頻度は低いですが高い勝率となっている手法です。
プライスアクションはスラスト以外にどんな種類があるの?
プライスアクションの種類と定義
- ピンバー
- アウトサイドバー(包み足)
- インサイドバー(はらみ足)
- エンゴルフィンバー
- フェイクセットアップ
- スパイクハイ・ロー
- リバーサル
- フォールスブレイクアウト
プライスアクションを自動表示してくれるインジケーター「Candle_Seeker」
まとめ
- スラストはトレンドの勢いや方向性を認識することができる
- スラストを使ったトレード手法はディナポリのシングルペネトレーションとダブルレポ
皆さんがスラストを使ったトレードで、上手く資金を増やせていけることを願っています。
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