【FX】プライスアクションの種類一覧

  • ローソク足のプライスアクションって何?
  • プライスアクションの全ての種類を知りたい
  • プライスアクションを使った手法を教えて欲しい
  • プライスアクションのシグナルやサインを知りたい
  • プライスアクションはなぜ重要なの?

このような疑問が解決できる記事となっています。FXにおけるプライスアクションの重要性や実際のチャート画像を使った種類一覧、具体的なトレード手法について紹介していきます。

 

 

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プライスアクションの種類やトレード方法、専用インジケーターを動画で解説

 

 

【FX】ローソク足のプライスアクション(値動き)とは?

プライスアクション(値動き)とは

プライスアクションって何?

プライスアクションとは「Price」価格と「Action」動き、そのままの意味で価格の動きを見ることです。日本語では値動きと言います。

価格が変動するから値動きがあります。価格が変動するのは、売買している人がいるからです。

 

その価格の動きを見て、売買している人たちの大衆心理や値動きを予測して分析します。

ローソク足1本1本には意味がありますが、連続するローソク足や形、流れを見て相場の状況を認識していきます。

 

日本ではプライスアクションではなく酒田五法?

プライスアクションは主に欧米の投資家たちに重要視されていましたが、日本ではプライスアクションに似ている酒田罫線という罫線分析が主流でした。

「三法」「三空」「明けの明星」などが有名ですよね。江戸時代にできたとかできていないとかで、プライスアクションにかなり似ています。

 

プライスアクションとの違いは、注目度の違いと土俵が違うことです。

酒田五法は株や先物取引の分析に使える様に作られています。

 

FXで全く使えない訳ではありませんが、中にはあまり使えないような分析方法もあるので、FXではプライスアクションが主流となっています。

欧米では酒田五法はさほど知られていません。知られていないということは使っている人も少ないので、経済の中心である欧米人が使っているプライスアクションが使われるようになりました。

 

 

【FX】なぜプライスアクションは重要か

ローソク足は万国共通

ローソク足は世界共通です。(口座によってレートが若干違うことはある)

インジケーターやツールは使っているものや設定している期間や数値が違えば、見ているものは変わってきます。

 

それに対してローソク足は万国共通。全員同じものを見ています

そのローソク足を見て、投資家が何を思うか、どう感じるかが重要になってきます。

 

以前にローソク足はテクニカル分析の中でも最重要だと話しました。こちらの記事です。

 

プライスアクションを理解する上で絶対にローソク足については知っておかなければいけないので、ローソク足の知識についてそこまで自信がない人は、まずはこちらを読んでみて下さい。

ローソク足に注目するプライスアクションも同等に重要なので、種類やパターンをしっかりと覚えてましょう。

 

 

プライスアクションで大衆心理がわかる

プライスアクションが重要な理由は、人の心理を読み解くことができるからです。

人の心理がローソク足の形に表れて、それを読むことができれば投資家の心理を読むことができるということです。

 

先ほども言いましたが、プライスアクションは世界中の多くのトレーダーが注目しています。あまり注目されていないテクニカル分析をしても仕方ないですよね。

多くの人が意識しているテクニカルの方が効きやすいので、プライスアクションが重要なのがわかります。

 

例えば、MA(移動平均線)や直近の高値安値が意識されやすいのは、そこを意識して売買している人が多いからですよね。

同じようにプライスアクションに注目しているトレーダーは多いので、自然と意識されやすくなります。

 

 

早いサインやシグナル

プライスアクションは最短でトレーダーに情報を与えてくれます。

インジケーターやツールは、過去の値動きから算出されているものなので、シグナルが遅いことがほとんどです。

インジケーターやツールが全く使えないとは思いませんが、値動きの方がサインを教えてくれるのが早いです。

 

 

【FX】プライスアクションの基本

プライスアクションで見るべき重要な情報

プライスアクションでは、

  • 高値、安値
  • 始値、終値
  • 上ヒゲ、下ヒゲ
  • 実体の大きさ
  • レジスタンス、サポート
  • ローソク足1本をシグナルと判断するか、複数のローソク足でシグナルと判断するか

を特に重要視しています。それを頭の隅に置いてプライスアクションの種類へ進んでいきましょう。

 

 

下位足よりも上位足

どのプライスアクションにも言えることは、時間足が短ければ短いほど、信用度は低く、時間足が長ければ長いほど優位性は高くなります。

1分足のプライスアクションと日足などの上位足のプライスアクションとでは信頼度が違います。下位足の場合はダマしとなることも多いです。

 

下位足でのプライスアクションが必要ないとは言いませんが、長い時間軸を注目している人の方が多いので、注目度が自然と高くなります。

個人的には4時間足以上(日足、週足、月足)はかなり重要だと考えています。もちろん下位足は下位足で大切ですよ。

何分足が重要かと言われれば、この時間足というものはないので、日足以上に注目して見てみて下さい。

 

 

プライスアクションだけでは勝てない

相場では全てのことで同じようなことが言えますが、何か1つだけのシグナルやサインで判断するのはあまり良くないです。

情報を相対的に分析して判断するべきなので、この「プライスアクションが出たからこうなる」とは一概には言えません。

なので○○は勝てるとか、○○は勝てないとか言うこと自体がナンセンスです。あくまで1つのシグナルと考え、トレード戦略にプラスして下さい。

 

 

【FX】ローソク足のプライスアクションの種類一覧

プライスアクションの種類を、実際のチャート画像を使って解説していきます。

 

反転、転換シグナルがわかるプライスアクションの種類

これらのプライスアクションが出現したら、トレンド転換の可能性が高いシグナルとなることが多いです。

 

ピンバー

ピンバー

ピンバーは天井圏か大底圏で出現すると優位性があるローソク足です。天井圏や高値圏では上ヒゲが長く、大底圏や安値圏では下ヒゲが長く、実体の割合が小さいのが特徴です。

売買圧力が強いので、一気に戻されて長いヒゲのローソク足ができてしまいます。意味はヒゲの方向に圧力や抵抗帯がある場合は多いです。

 

かといってピンバーが出たから逆張りはNGです。そんなトレードをしていては絶対に負けます。あくまで「上値や下値が重いんだなあ」という認識をすることが大切です。

ピンバーのトレード手法や使い方については、こちらの記事にまとめましたので良ければ読んでみて下さい。

 

 

スパイクハイ・スパイクロー

スパイクハイ

スパイクハイはローソク足の上ヒゲが長くて、終値が安値に近い状態で、さらにその日の高値が前後数日の高値よりも高いことが条件です。

上昇トレンド中に出現しやすく、トレンドの転換点のシグナルにもなります。ピンバーとの合わせ技みたいなプライスアクションとなっています。(ピンバー+前後のローソク足)

 

ずっと綺麗に上昇していたのにいきなりピンバーが出現して、そこから陰線が続くようであればスパイクハイの可能性が高いです。

スパイクロー

スパイクローはその逆です。下落トレンドに出現しやすく、スパイクローが出ると上昇への転換の可能性が高いです。

 

 

アウトサイド(包み足)

アウトサイドバー(包み足)

アウトサイドはインサイドの逆で、前回のローソク足を包み込むような状態のことです。包み足とも呼ばれたりします。

高値圏や安値圏で出現しやすく、前回のローソク足より大きなローソク足で包み込むので、前回のローソク足の方向を否定しているように見えます。

アウトサイドはトレンドの転換点に見られやすく、私はかなり注目しています。アウトサイドの応用パターンが次のプライスアクションです。

 

アウトサイドを複合して1本のローソク足にするとピンバーの形になります。

 

 

インサイド(はらみ足)

インサイドバー(はらみ足)

インサイドは前回のローソク足に包み込まれている状態で、高値も安値も更新しません。

よくあるのが大きく下落(上昇)した後に小さい動きになってインサイドになるパターンです。

 

その後はインサイドされているローソク足の範囲でレンジを作って、インサイドから抜けたらブレイクすると言われています。もちろんダマしもありますので、注意して扱いましょう。

母が身ごもっているようにも見えるので「はらみ足」とも呼ばれたりします。

インサイドは反転シグナルのプライスアクションではありません。どちらに抜けるかはわからないです。

 

はらみ足と包み足はかなり頻繁に出現するプライスアクションです。「はらみ足と包み足の具体的な使い方やトレード手法」で詳細を紹介していますので、良ければ読んでみて下さい。

 

 

エンゴルフィンバー

エンゴルフィンバー

売りのエンゴルフィンバーは1本目のローソク足が陽線で次のローソク足が陰線。

2本目のローソク足が1本目のローソク足の安値を更新し、2本目のローソク足の終値が1本目のローソク足の始値を下抜いて確定した状態を言います。

 

買いのエンゴルフィンバーは逆で、1本目のローソク足が陰線で次のローソク足が陽線。

2本目のローソク足が1本目のローソク足の高値を更新し、2本目のローソク足の終値が1本目のローソク足の始値を上抜いて確定した状態を言います。

アウトサイドと似たプライスアクションになります。

 

 

弱気リバーサル・強気リバーサル

強気リバーサル

こちらは強気リバーサルです。前回のローソク足の安値を更新したけど、その後上昇していき前回のローソク足の高値を超えた状態のことです。

リバーサルが出ると転換の可能性が高いサインと思って良いでしょう。

弱気リバーサル

弱気リバーサルはその逆で、前回のローソク足の高値を更新したけど、下落していき前回のローソク足の安値を超えた状態です。

リバーサルはアウトサイドでもありますよね。かなり重要なプライスアクションだと思いますよ。

 

 

フェイクセットアップ

フェイクセットアップ

レンジ内で上下に動いていて、ようやくレンジを抜けたと思ったら、その逆に勢いよくブレイクしていくプライスアクションです。

この一度抜けるというポイントは、いわゆるダマしと呼ばれているものです。

 

レンジブレイク狙いで、ダマしに引っかかる人は多いと思うので、レンジから抜けたからエントリーするというやり方はあまりおすすめしません。

上位足で方向感を見たり、上位足のローソク足が完成するまで待ってみたり、ダマしを回避する方法はいくつかあります。

 

 

フォールスブレイクアウト

フォールスブレイクアウト

点線が安値ラインで、それをブレイクして伸びていくかなと思ったら、長い下ヒゲを出して一気に上昇していくプライスアクションです。

高値圏、安値圏でよく見られます。説明は安値更新からの上昇転換でしたが、その逆もあります。

 

注目度が高そうな高値安値ラインを抜けたからといってそのままついていくと、一気に逆行していって戻って来ず、損切できずにゼロカットなんてこともあります。

いわゆる最安値で売る、最高値で買うということになりますね。

上位足の高値圏、天井圏や安値圏、底値圏をしっかりと意識すれば、そのような取引をせずに済みますよ。

「ブレイクアウトを使ったトレード手法【具体例】」

 

 

強いトレンドを認識できるプライスアクションの種類

このプライスアクションが出現したら、強いトレンド確認でき、その方向への圧力が強いことがわかります。

 

スラストアップ・スラストダウン

スラストアップ・スラストダウン

スラストアップは前回のローソク足の高値より、次のローソク足の終値が高い状態のことです。

それが続けば続くほど上昇圧力が強く、買いの勢いがあると言えるプライスアクションです。

 

スラストダウンはその逆で、前回のローソク足の安値より、終値が引くい状態です。スラスト系が出現するのは高くても買いたい、安くても売りたい人がいるということです。

スラスト出現時はヒゲがあまり目立たないのも特徴です。理由は方向性がハッキリとしているからでしょう。

 

 

ランウェイアップ・ランウェイダウン

ランウェイアップ

陽線のローソク足の高値を過去n本のローソク足の高値は超えられない状態で、さらにそのローソク足の安値は未来n本のローソク足の安値よりも低い位置にある場合ランウェイアップと言います。

ランウェイアップはロングの勢いが強い表れで、そのローソク足の前後5本程度のローソク足で判断します。

ランウェイダウン

ランウェイダウンはその逆で、注目するローソク足が陰線で、そのローソク足の安値が過去n期間の安値よりも低く、そのローソク足の高値が未来n期間の高値よりも高い状態です。

他のプライスアクションと比べると少しわかりにくいですが、言葉で説明するからわかりにくいだけで、そんなに難しいことは言っていません。

ランウェイは強いトレンドで出現することが多いので、トレンドが続いているなと感じたら、ランウェイが出ていないかを確認してみてはいかがでしょうか。

 

 

プライスアクションを自動で表示してくれるインジケーター

プライスアクションMT4インジケーター0

 

 

【FX】プライスアクションを使ったトレード手法

 

プライスアクションを組み合わせた手法①

プライスアクションを使ったトレード手法

  • ピンバー
  • スパイクロー
  • フォールスブレイクアウト

下降トレンドで前回の安値を試しに来て、一度反発するけどあまり強くなく、もう一度試すと安値更新。

安値更新したと思ったらすぐに買われ、ピンバーになって、次の日強い上昇が見られ、戻り高値を切り上げ、上昇トレンドに転換する。

 

3つのプライスアクションが出現しているチャートです。この場合どこでエントリーと決済をしたら良いか。

20MAを表示して、戻り高値を更新した高値と安値にフィボナッチを引き、38.2%~半値戻しとMAの反発を見て押し目になることを確認し、短期足でエントリータイミングを測ります。

損切は押し安値の少し下で、利確はサポレジライン付近です。利確の目安はN計算とフィボナッチの138.2~1616.8%という根拠でもあります。

 

プライスアクションだけ使うのではなく、他のテクニカルも併用してトレードします。

ここで使ったテクニカルは、水平線、フィボナッチリトレースメント、値幅計算、MA(移動平均線)、プライスアクション、ダウ理論です。

 

プライスアクションはテクニカルで最重要ではありますが、他のテクニカルももちろん重要なので、上手く併用して下さい。

このトレードを見ると、最初のシグナルがプライスアクションだということに気づきましたでしょか。インジケーターやツールでは若干遅いのがわかりますよね。

 

この手法で使ったテクニカルについては、こちらの記事にまとめましたので良ければ読んでみて下さい。

 

 

プライスアクションを組み合わせた手法②

先ほどと全く手法にRSIのダイバージェンスとチャートパターンを組み合わせた手法です。

ダブルトップの形が高値圏で発生しそうになって、2つ目の高値部分で、フォールスブレイクアウト、ピンバー、スパイクハイが出現。

 

RSIでダイバージェンス確認、MAとフィボナッチ、N計算は全く同じです。

より根拠が重なった優位性の高いトレードだと思います。これは日足なのでスイングベースのトレードになりますが、他の時間軸でも同じ手法を使うことは可能です。

 

スキャルピングなどの短期売買になると、少し違ったアプローチをした方が良いと思いますが、デイトレードでも可能だと思いますし、スイングでももちろん使えます。

ダブルトップ以外のチャートパターンでも同じような手法で使えると思いますし、RSI以外のオシレーター系インジケーターでも通用すると思いますよ。

 

 

プライスアクションの使い方や種類いかがでしたでしょうか。

多分見ただけでは覚えられないと思うので、過去のチャートを見返して、どれがどのプライスアクションか、どんな時に使えそうか、など練習してみると実戦で活かすことができると思います。

そうすることでプライスアクションを極めることもできるのではないでしょうか。

 

 

 

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まとめ

  • ローソク足のプライスアクションはテクニカル分析で最重要
  • でも他テクニカルも大事
  • プライスアクションは最も早いシグナル

皆さんがプライスアクションを使って、上手く資金を増やせていけることを願っています。

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