ダブルトップ・ダブルボトムのトレード手法と種類

  • ダブルトップ、ダブルボトムとは何なのか
  • ダブルトップ、ダブルボトムを使った手法
  • ダブルトップ、ダブルボトムはどのような心理が働いて形成されているのか

このような疑問が解決できる記事となっています。

FXにおけるダブルトップ、ダブルボトムの使い方や心理、トレード手法について分かりやすく紹介します。

 

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【FX】チャートパターン「ダブルトップ」「ダブルボトム」とは?

ダブルトップ、ダブルボトムが何かを知っている人は飛ばして読んで下さい。

 

ダブルトップ、ダブルボトムはトレンド転換で出現するチャートパターン

ダブルトップはMの形をしたチャートパターンで、ダブルボトムはその逆でWの形をしたチャートパターンです。

ダブルトップ

これがダブルトップで、

ダブルボトム

これがダブルボトム。

要するに高値(安値)をつけて、再度その水準を試したけど、売買が強く止められてできる形です。ものすごい単純でわかりやすいチャートパターンですね。

形が綺麗かはそこまで重要ではなく、同じ水準の高安で売買されたかが重要になります。

 

ダブルトップ、ダブルボトムが出現しやすいのはトレンドの転換です。ダブルトップは天井圏、ダブルボトムは大底圏で出現しやすくなっています。

出現率も高く、わかりやすいので多くの投資家が意識しています。

 

 

ダブルトップ、ダブルボトムのネックライン

チャートパターンにはネックラインというものがあります。ダブルトップでいえばここがネックラインになります。

Mの真ん中の部分です。ダブルボトムだとWの真ん中の部分です。

ネックラインは意識されるポイントで、押し安値、戻り高値としても考えられます。

2点天井を付けた後に、ネックラインを割れるかどうか、仮に抜けた後どのような値動きをするのかは重要です。

 

 

ダブルトップ、ダブルボトムができる心理

チャートは人の心理で作られています。ダブルトップ、ダブルボトムが作られるのも同じことです。

 

まず上昇トレンドができて、売りの強そうなサポレジライン(抵抗帯)に到達したとします。

新規売りと、利確売りで下がりました。上昇トレンドはまだ継続しているので、そこからもう一度サポレジラインを試しに上昇します。

 

再度そこで買いよりも売りが強ければ、新規売りと新値試した新規買いの損切で下がって、ダブルトップが完成。

売りよりも買いが強ければ、売ってきた人たちの損切と新規買いで上昇して、ダブルトップ失敗です。

ダブルトップの考え方としてはこんな感じでしょう。ここまで理解できれば後はダブルトップ、ダブルボトムを使った手法が使えると思います。

 

 

ダブルトップ・ダブルボトムの解説動画

 

 

FX】ダブルトップ、ダブルボトムの種類

 

高値・安値が切り揃っている通常のダブルボトム、ダブルトップ

通常のダブルトップは高値を切り揃えていて、ダブルボトムは安値を切り揃えているチャートパターンです。

 

 

切り下げ、切り上げ型ダブルトップ、ダブルボトム

ダブルトップ(ダブルボトム)の高値(安値)が切り下げのパターン、切り上げのパターンがあります。

ダブルトップの場合は高値が切り下げているパターンだと優位性が高いです。

売り圧力が弱くなっているということですからね。

 

 

高値安値をつけた後の戻し方にも注目

ダブルトップの場合、高値を付けた後にどのような動きをしたか注目してみて下さい。

ゆっくり戻してきているならネックラインまで到達せずに、切り上げて上昇していくかもしれませんし、落ちる速度が早ければネックラインを割っていく可能性が高いです。

 

 

【FX】ダブルトップ・ダブルボトムを使ったトレード手法

ここからはダブルトップのみを使って説明します。(ダブルボトムはその逆と考えて下さい)

 

ダブルトップ(ダブルボトム)のスタンダードなトレード手法1

  • ①天井圏と思われる価格帯で高値をつけたので水平ラインを引きます
  • ②再度そのラインまで来たらシュートします
  • 利確ポイントはネックラインまで、損切ポイントはその半分の値幅

かなり単純ですよね。重要なのは天井圏と思われる価格帯です。

テキトーなところで同じことをしても上手くいかないことが多いでしょう。

 

例えば、強いトレンドが出ている時にこれをやると、楽々高値を更新されて損切になってしまいます。

ダブルトップのラインの価格帯がサポレジだったり、何か重要な価格帯であればあるほど成功率は高いでしょう。

あと、ラインで全く反発がなく、ものすごい勢いで抜けていく場合は見送るという選択も良いと思います。

 

 

ダブルトップ(ダブルボトム)のスタンダードなトレード手法2

  • ①高値にラインを引く
  • ②ラインで反発を確認
  • ③ネックラインに水平ラインを引く
  • ④ネックラインを明確に割ったらエントリー
  • 利確ポイントは前回安値か、ネックラインから上の値幅分
  • 損切ポイントは利確の値幅の半分

「ネックラインを明確に割る」というのは、見ている時間軸で判断して下さい。

5分足でダブルトップを確認して、この手法でトレードしたとすると、ネックラインを5分足の実体で明確に割ったらエントリーです。

終値がブレイクしているかどうかをしっかりと確認して下さい。この基準がないとエントリーしたはいいけど、反発してすぐに損切なんてことも良くあります。

 

トレンド継続すれば、安値まで来ないでそのまま上がっていくので損切になってしまいます。

そこの見極めが重要になってきますね。

 

 

ダブルトップ(ダブルボトム)のスタンダードなトレード手法3

  • ネックラインを割って、再度ネックラインまで戻ってきたらエントリー(黒〇)
  • 利確ポイントは前回安値、損切ポイントはその半分の値幅

「スタンダードな手法2」に少し変化を加えた手法です。

ネックラインを割ったのを確認して、戻ってきたところを売ります。要するに、ネックラインがレジスタンスラインとなって、戻り高値になることを想定した手法です。

割ってからかなりの値幅下げてしまったら見送りです。

 

 

ダブルトップ(ダブルボトム)を使ったトレード手法【応用編】

  • ダブルトップと見せかけて、若干切り下げ
  • ネックラインを割ったらエントリー
  • 利確ポイントは前回安値orネックラインから上の値幅分
  • 損切ポイントはその半分の値幅

ポイントはダブルトップの天井まで到達できずに下がっていく感じを捉えられるかです。

更新はもちろん、このまま天井まで到達もできずに切り下げていくだろうという時に使える手法です。

このチャート画像では、スタンダードな手法3も使うことができますね。ネックラインを割って、戻りを叩く。

 

 

ダブルトップ(ダブルボトム)と時間足を使ったトレード手法

まず1時間足でのダブルトップのチャート画像です。

①で水平ラインを引いて、②でエントリーですね。縦線2本の部分を15分足で見ていきます。

 

ここでもダブルトップが出来上がってます。これをフラクタル構造と言います。

15分足を見てエントリーして、そのまま15分足レベルで利確、損切をしても良いのですが、そこから利益を伸ばしたいのであれば、1時間足レベルでの利確、損切ポイントで決済しても良いと思います。

1時間足でも15分足でもダブルトップ。このように根拠が増えれば増えるほどトレードの優位性は高くなります

 

 

トレンドに逆らわないダブルトップ(ダブルボトム)の順張りトレード手法

  • 上位足のトレンドに乗る
  • 下位足では逆張り

このチャート画像は1時間足の下降トレンドです。この流れには逆らわず、ショートをするところを探します。

黒の四角い枠がダブルトップで売れるところです。この枠を15分足で見てみます。

1つ目の黒い枠

2つ目

15分足で見ると上昇しているところを売っているので逆張りになります。

ダブルトップ、ダブルボトムを使って、大きい流れでは順張りで、小さい流れでは逆張りをします。

これは意外と使えますよ。

 

 

ダブルトップ(ダブルボトム)のダマし?

いわゆるダマしと呼ばれているものがダブルトップ、ダブルボトムにもあります。

ネックラインを実体が明確に割ったことを確認して、黒〇でエントリーします。

利確ポイントは前回安値で、損切ポイントはその半分の値幅です。このチャート画像の場合損切になっていますね。

損切後はそのまま下がって利確目標まで到達しています。非常に残念なパターンです。

 

これを回避するには、

  • 損切の位置を利確の値幅の半分ではなく、前回高値より上にする
  • ②でエントリーする
  • 回避することを諦める

利確の値幅の半分だとリスクリワードが1:2になるので、わかりやすいですし、損小利大のトレードができます。

しかし損切は幅、%、pipsで決めるべきではありません。その時の相場に合わせて決めるべきです。

損切も利確と同じようにチャートを見て決めることで、無駄な損切を回避することは可能です。

 

 

似たチャートパターン「トリプルトップ(トリプルボトム)」に注意

ダブルトップにもう一つ山を追加したチャートパターン「トリプルトップ」があります。

ダブルトップと思いきや、もう一回試しに来るので注意が必要です。

天井で売って、ある程度下がったから建値に逆指値を入れて安心していると、もう一度天井を試してきて、逆指値を狩ってから下がるというパターンもあります。

 

この画像のチャートではネックラインが切り上げていっているので、アセンディングトライアングルになっていく可能性もありましたね。

そんな感じで他のチャートパターンに変わりうる可能性も考えてトレードをしなければなりません。

 

 

ダブルボトム、ダブルトップがどこで出現するかが大事

ダブルトップが出たから取引していては恐らく勝てないでしょう。

どこでダブルボトムが出現するか、そこに注目してみて下さい。押し目となりそうなポイントでダブルボトム、戻り目となりそうな価格でダブルトップが出現したら優位性が高いですよね。

 

 

ダブルトップ、ダブルボトム以外にもチャートパターンはいくつも存在します。

  • 他にどんなチャートパターンがあるのか
  • どんな相場で出現しやすいか
  • どんな心理が働いているのか

 

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まとめ

皆さんがダブルトップ、ダブルボトムを使ったトレードで、上手く資金を増やせていけることを願っています。

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