- FXのトレンドって何?
- トレンドの見方は?
- トレンドの転換、継続シグナル、サインを知りたい
- トレンドがどこまで伸びるか分かる方法は?
このような疑問が解決できる記事となっています。FXのトレンドの意味から転換や継続の判断基準、見極め方について、初心者にもわかりやすく解説します。
FXのトレンドとは?わかりやすく解説
まずはFXのトレンドとは何なのか、トレンド相場以外にはどのような相場があるのか、どのようなパターンで相場はできているのかわかりやすく説明していきます。
トレンドの意味
為替相場におけるトレンドの意味とは、相場の流れのことを言います。
トレンドは流行という意味があり、FX相場においては今どちらの方向に勢いがあるのかを示すものとなっています。
トレードでトレンドは非常に大切で、トレードする方向性を決めるうえで、どちらにトレンドが出ているかを認識することが重要となります。
トレンドにはいくつか種類があるので紹介していきます。
トレンドの種類
- 上昇トレンド
- 下降トレンド
- レンジ相場(もみ合い)
トレンド相場は3種類に分けることができます。
価格が上がっていっている上昇トレンド、価格が下がっている下降トレンド、それ以外のレンジ相場となっています。
レンジ相場はもみ合い、持ち合いなどとも呼ばれます。
相場はこの3種類からできているので、今がどの相場なのかを認識することで、流れに乗ってトレードすることができます。
トレンドを認識する方法はいくつかあるので、後半で紹介します。
トレンドのパターン
- 上昇トレンド→レンジ相場
- 上昇トレンド→下降トレンド
- 下降トレンド→レンジ相場
- 下降トレンド→上昇トレンド
- レンジ相場→上昇トレンド
- レンジ相場→下降トレンド
トレンドはずっとは続かなく、いずれ終わりを迎えます。
トレンドが終わると、次のトレンドが始まり、またそのトレンドが終わって次のトレンドが始まります。
トレンドの始まり、転換点を見極めることができたら、トレンドの初動に乗ることができ、リスクリワードの良いトレードをすることが可能となります。
【FX】トレンドの見方
トレンドの何を見れば良いのか、トレンドの見方について分かりやすく解説していきます。
トレンドの方向
まずはトレンドの方向を確認します。上昇トレンドなのか、下降トレンドなのかです。
安値を切り上げて、高値を更新していれば上昇トレンド、高値を切り下げて、安値を更新していれば下降トレンドです。
それ以外はレンジ相場と認識しましょう。
トレンドの強弱
トレンドには強いトレンドと弱いトレンドがあります。
相場には価格の縦軸と時間の横軸でできています。同じ上昇幅でもかかっている時間が短ければ強いトレンドですし、かかっている時間が長ければ弱いトレンドです。
トレンドの角度で強弱がわかるので、気にして見てみて下さい。
トレンドの継続力
トレンドは短いトレンドと長いトレンドがあります。
短いトレンドはトレンドが変わることが多く、長いトレンドはしばらく続くので、方向感がわかりやすいです。
短いトレンドが多い場合は転換点に注意しながら相場を見ますが、トレンドが長い場合はまだ続くだろうと楽観的になってしまいがちなので、高値圏や安値圏での転換点には注意しましょう。
押し目・戻り目
トレンドといっても真っ直ぐ上昇下降していく訳ではなく、ジグザグ押し目や戻り目をつけながらトレンドを形成していきます。
できれば押し目や戻り目でトレンドフォローしたいので、どこが押し目や戻り目になるかは重要なポイントとなります。
時間足
全ての時間軸でトレンドがあります。5分足のトレンドは4時間足ではただの押し目だったり、4時間足のトレンドは週足ではレンジだったりします。
どの時間足のトレンドを長期トレンドして、中期、短期トレンドと認識するのは人によって違います。
自分の基準がないとトレンドがごちゃごちゃになってよくわからなくなるので、シンプルに考えることが必要です。
【FX】トレンドの終わりや継続の判断方法、見極め方
トレンドの判断基準、見極める方をテクニカル分析やインジケーターを使った方法で紹介します。
ダウ理論でトレンドの終わりと継続を
ダウ理論の1つに「明確なシグナルが出るまでトレンドは継続する」というものがあります。
多くの人はトレンドの転換でダウ理論に注目しているので、まずはトレンドが転換したかどうかはここに注目してみましょう。
上昇トレンドの場合は押し目をつけて上昇していきますよね。押し目でできた安値を押し安値と言います。
押し安値が切り下げたらトレンドが一旦終了のシグナルとなります。このシグナルが出るまではトレンドは継続するというものです。
下位足では押し安値を切り下げてから上昇していく場合があります。その場合上位足では上昇中のことが多いです。
なので下位足ばかり見ずに、大きな流れを見ることも重要です。「木を見て森を見ず」ですね。
トレンドラインでトレンドの勢いを
トレンドが発生したらトレンドラインを引くことができます。上昇トレンドなら安値同士を結んで、下降トレンドなら高値同士を結んで引きます。
トレンドラインの引き方は色々あるので、こちらを参考にして下さい。
トレンドラインを割った=トレンドが転換ではありませんが、トレンドの勢いが弱くなってきていることがわかります。
だからといってトレンドラインを割ったからすぐに逆張りするのはおすすめしません。
あくまで勢いが弱まってきたくらいの認識で良いと思います。ジリジリ継続していくパターンもあるので。
移動平均線だけでトレンドの色々な情報が
中期、長期の移動平均線の上にローソク足があれば上昇トレンド、移動平均線の下にあれば下降トレンドという見方もできます。
MAとローソク足のクロス、ゴールデンクロス、デッドクロスもあります。
あとは短期、中期、長期の移動平均線の位置関係で方向感、傾き方でトレンドの強弱などがわかります。
MAはサポート、レジスタンスとしても機能しますので、MAが押し目や戻り目になることもあります。
MAが収束した後はパーフェクトオーダーが出るので、どちらにトレンドが出るのかは注目です。
MAだけでトレンドを色々な角度から見ることができます。自分の使い慣れた移動平均線と相場のパターンを認識するだけで、トレンドの転換や継続がなんとなくわかってきます。
その他
トレンドの転換の可能性が高いチャートパターンやプライスアクションがあります。
これらがどこで出現するかが重要で、上位足の抵抗帯などで出現すると転換になる可能性が高いです。
押し目や戻り目となりそうな部分で、転換系のテクニカル指標が出たら、それは押し目買い、戻り売りのチャンスかもしれません。
上位足のサポレジなどを見ると、トレンドの転換点やシグナルを発見しやすくなると思います。
【FX】どこまでトレンドが続くか見極める方法
トレンドがどこまで続くかをイメージすることは、トレードにおいて非常に重要なことです。
どのようにしてトレンドが伸びそうな価格帯を予測できるか紹介します。
上位足の節目
上位足で今の価格からトレンド方向にある抵抗帯などの節目を確認してみて下さい。価格はそこまで伸びる可能性が高いです。
まず今の価格からどこまで伸びそうなのかを上位足のサポレジラインやトレンドライン、キリ番などである程度予測します。
次に価格が実際にその抵抗帯まで伸びたらそこでのプライスアクションやチャートパターンを確認します。
ここで注意なのが、抵抗帯に到達したからといってすぐに売買しないことです。値動きを見て反発するかしないかを確認しましょう。
下位足で転換チャートパターンやシグナルが見られたら、その抵抗帯で価格が反発する可能性が高く、逆に全く見られない場合は強い値動きで抜けていくことが多いです。
トレンドがどこまで伸びるか知りたいのであれば、上位足の抵抗帯に常に注目してみましょう。
移動平均線との乖離
価格が移動平均線から乖離すると、移動平均線まで戻ってくる習性があります(移動平均乖離率)。
ある程度伸びると押し目や戻り目をつけたりします。
MAから乖離が激しい場合はトレンドが強いか、急騰急落の可能性が高く、MAまで戻ってくることも考えられます。
ただ、なんとなく「MAから乖離し過ぎだな」で逆張りすると、強いトレンドの場合はそのまま狩られるだけなので注意しましょう。
MAの乖離と上位足の抵抗帯を上手く使えば、よりどこまでトレンドが伸びるかを予測しやすくなります。
フィボナッチで値幅観測
トレンドの高値と安値にフィボナッチを引くと、138.2~161.8%まで伸びることが多いです。
理由は自然現象だと思って下さい。綺麗なトレンドであればあるほど効きやすく、利確の目安や逆張りの目安として使っている人も多いです。
チャネルラインも使えます。私はあまり使いませんが。
値幅計算
相場はなぜか一定の法則にしたがって動いています。でもランダムなのでもちろんその法則が効かないこともあります。
値幅計算もその1つで、直近の値幅(ボラティリティ)をめやすにトレンドを形成しやすくなっています。
N計算やE計算は有名で、結構使えます。
まとめ
- トレンドは方向、強弱、継続力
- トレンドの継続や転換を見極めるテクニカルはたくさんある
- 自分が使い慣れたテクニカル指標でトレンドの継続や転換の基準を見つけるべき
皆さんがトレンドの継続や転換を見極められるようになって、上手く資金を増やせていけることを願っています。
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